優秀演題賞の表彰式
家族性腫瘍学会では、昨年度から学術集会の発表演題を対象とした優秀演題賞を授与することになっており、今回は一般演題を対象とした中で2題の優秀演題賞が選ばれた。
今回、第20回日本家族性腫瘍学会学術集会の発表において、家族性腫瘍医療、学術の発展・向上への寄与が期待される優れた演題を発表したとして表彰された優秀演題賞は次の2名。
[ 家族性大腸腫瘍 ]
家族性大腸腺腫症の大腸外合併疾患に対するサーベイランスの検討
松村雄輔氏 (がん研有明病院 消化器内科)
[ 遺伝性腫瘍 ]
MUTYH関連ポリポーシス(MAP)を考慮した多発性大腸腺腫症を有する妊婦の遺伝カウンセリング
松山裕美氏 (近畿大学大学院 総合理工研究科 理学専攻)
表彰式では、鈴木眞一会長が「できる限り、医師系と非医師系ということで選ばせていただきました」と述べ、受賞した松山裕美氏は、「昨年大学に入学したばかりで、ほんとうに一から始めてのことなので、ちょっとびっくりしていました。ありがとうございます。このような賞をいただきましたので、以前にも増してもっと皆さまのお役に立てるように頑張りたいと思います」と感想を話し会場からの大きな拍手に包まれた。