特別講師 :東京大学医学部附属病院 放射線科准教授/緩和ケア診療部長 中川恵一氏
特別ゲスト:「ひいらぎの会」 代表世話人 鈴木牧子氏
授業内容詳細:
学校長による「生きるの教室」趣旨説明
ドクター中川による講義
生きることと向き合うためのセッション
・「生きるの教室」オリジナルムービー
“ いきるぞう ~いのちの河のものがたり~ ”の上映
がんと向き合うためのセッション(病気自体、予防法、治療法を学習する)
・がん理解促進のためのムービー“ がんちゃんの冒険 ”の上映
・がんの経験者 「ひいらぎの会」 代表世話人 鈴木牧子氏による
体験談とミニトークセッション、質疑応答
休憩
ドクター中川による個人・グループワークセッション
“がんと生きる”をテーマに、“想起”~“喪失”の体験~“希望”の3ステップを実践、発表
「生きるの教室」の総括・質疑応答
学校からの「生きるの教室」終了挨拶
ドクター中川による講義
生きることと向き合うためのセッション
・「生きるの教室」オリジナルムービー
“ いきるぞう ~いのちの河のものがたり~ ”の上映
日本人のがん患者は増加中
「日本人の約2人に1人はがんに罹患するといわれています。
教育現場においての正しいがん教育が必要です」
バランスを良く食事をとりましょう
「がんの原因の6割は生活習慣に関係。
食生活にも気をつけましょう」
タバコは、がんのリスク要因です
「喫煙はがんの最大のリスク要因といわれます。
受動喫煙もリスクになりますので、家族に禁煙を呼びかけることが大事です」
がんと向き合うためのセッション(病気自体、予防法、治療法を学習する)
・がん理解促進のためのムービー“ がんちゃんの冒険 ”の上映
.お父さんお母さんがん検診受けていると思う人、手を挙げてください」
(3分の2以上の生徒の手が挙がりました)
「皆さん素晴らしい。でも現在の日本の検診受診率は2割程度です。家に帰ったらご両親に検診に行って欲しいと伝えてください」
早期発見であれば、がんの完治する確率が大きく上がります
「がんを早期発見するためには、元気な頃に検診を受けることが大事です」
がんの治療法は自分で選びたい
「放射線治療なら、多くのがんの場合は入院せずに治療ができます東大病院の放射線治療は9割以上を通院で行っています」
「“がんちゃんの冒険”と“いきるぞう”のムービーはDVDになっています。お父さんやお母さんたちと一緒に見てください」
・がんの経験者 「ひいらぎの会」 代表世話人 鈴木牧子氏 による
体験談とミニトークセッション、質疑応答
ドクター中川による個人・グループワークセッション
“がんと生きる”をテーマに、“想起”~“喪失”の体験~“希望”の3ステップを実践、発表
個人作業とグループワーク
大切な人が「がん」で亡くなってしまわないために何ができるのか
“想起”~“喪失”の体験~“希望”の3ステップを一人ひとりが考えた後、グループセッションを行い、代表生徒による発表が行われました。
自分たちの大切な人を思い浮かべながら
“いのちの大切さ”を学びます。
“がんとの向き合い方”を深く考えます。
大切な人が「がん」で亡くなってしまわないために、
自分たちに何ができるのか…
「お酒・たばこを控えてもらう」
「検診を受けてもらう」
「一緒に運動をする」
「今日もらったDVDを一緒に見る」
「自分が医者になる」
「大切な人たちの幸せを祈る」
「私たちが病気に対しての知識を深める」
「ポジティブに生きる、そしてがんについて話し合う」
「もしがんになってしまっても希望を捨てないことが大切」
※代表生徒による発表内容を一部紹介