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「がん」に対するイメージの変化(開催前後のアンケート結果)
 ※アンケート方式:無記名式の個人アンケート 〈複数回答〉
 ※実施対象   :福島大学附属中学校 2年生〈回答者数計136名〉
がんに対するイメージ/授業開催前
 突然なってしまう病気
 治らない重い病気
 予防ができる病気
 早期に発見すれば治る病気
 老化とともになりやすくなる病気
 生活習慣が原因の1つとして考えられる病気
 手術が必要な病気
 痛い病気
 怖い病気 

 34.6%
 20.6%
 32.4%
 84.6%
 35.3%
 46.3%
 68.4%
 21.3%
 64.7% 
 約6割の生徒が、「2人に1人は“がん”になる」という事実を知っている(58.8%)。
    一方で、「がんについて家族と話したことがある」(46.3%)生徒は半数に届かず。
 話したきっかけは「家族や身近な人が実際にがんになったから」(49.2%)、
    「がんに関する話題をニュースで知ったから」(25.4%)。
 話したことがない理由は「きっかけがなかったから」(64.4%)、
    「話す必要がないと思ったから」(27.4%)。
 約7割の生徒が、「家族ががん検診を定期的に受けているかどうかわからない」(67.6%)。
 5割以上の生徒が、「がんになったら、それまでの生活がすべて変わってしまうと思う」と回答(51.5%)。
 約7割の生徒が、「がんになったら、家事をし続けることが難しくなると思う」と回答(66.2%)。
 7割以上の生徒が、「がんになったら、仕事を続けることが難しくなると思う」と回答(74.3%)。
 3割以上の生徒が、「人は亡くなっても、生き返る/分からない」と回答(31.6%)。

がんに対するイメージ/授業開催後
 突然なってしまう病気
 治らない重い病気
 予防ができる病気
 早期に発見すれば治る病気
 老化とともになりやすくなる病気
 生活習慣が原因の1つとして考えられる病気
 手術が必要な病気
 痛い病気
 怖い病気

  4.5%
  ―
 94.0%
 92.5%
 73.9%
 94.8%
 11.9%
  2.2%
  9.7% 
 約10割の生徒が、「2人に1人は“がん”になる」という事実を知っている(98.5%)。
    そして、「がんについて家族と話そうと思う」(91.0%)生徒も約9割。
 話そうと思う内容は、「がんの予防や予防法について」(82.8%)、
    「がんの健康診断(がん検診)やがんの早期発見について」(79.5%)。
 話さないと思う理由は「きっかけがないから」(3.7%)、「話す必要がないと思うから」(3.0%)。
 約9割の生徒が、「家族にがん検診を受けるように勧めようと思う。」(94.0%)。
 7割以上の生徒が、「がんになったら、それまでの生活がすべて変わらないと思った」と回答(71.6%)。
 約7割の生徒が、「がんになったら、家事をし続けることを難しくなるとは思わなかった」と回答(70.1%)。
 6割以上の生徒が、「がんになったら、仕事を続けることが難しくなるとは思わなかったと回答(64.9%)。
 2割以上の生徒が、「人は亡くなっても、生き返る/分からない」と回答(20.9%)。


※データ提供:バイエル薬品株式会社