当社は東北で3件しかない農林水産省「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」(六次産業化・地産地消法)研究開発・成果利用事業計画認定(平成25年6月28日)企業の一つでもあります。 |
医療機関訪問(注目の取り組み) | |||||||||||||||||||||
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安全に運動を行うため
主治医による メディカルチェック
(運動療法の適応性をチェック)
運動指導室にて フィジカルチェック
(個々人の詳細な体力チェック)
<体組織測定、体力測定など>
患者さんに合った 運動療法を開始
出典 : 太田西ノ内病院 糖尿病センター・運動指導室 "第48回日本糖尿病学会 東北地方会 長期運動継続者の血糖コントロールと体型・体力の推移(第2報)" から抜粋
「私は、糖尿病を患い、ここの運動教室に通いはじめました。太田西ノ内病院は糖尿病を専門にしている先生が6名もいるので大変心強いです。運動教室の継続年数は約20年で、74歳になった今でもほぼ毎日通っています。指導士の先生方がとても親切で楽しく継続できるので、県外から通っている人もいるんですよ。運動療法の効果は明らかで、糖尿病の血糖コントロールが良好(開始年:HbA1c13.0⇒現在5.6)で体力の衰えも感じません。何よりも、同級生の中ではダントツに元気で、スピード力には自信があります。これからも、元気でいられる限り運動を続けていきます!」
鈴木 新一 氏
運動は、好き・嫌いもあれば得意・不得意もあります。そこで私たち指導士は、なるべく苦手意識をなくしてもらえるように、また運動内容のマンネリ化を防ぐために、いろいろな工夫をしています(※患者さんにより可能な運動内容は異なります)。
② オーバートレーニングに対する注意 患者さんの中には、運動のモチベーションが付きすぎてしまい、運動療法の域を超えて頑張り過ぎてしまう方もいます。このような方には運動を少し抑えるための指導も必要です。
「運動をしないと血糖値が上がってしまう…」 「運動をたくさんしないと不安…」
ある種の脅迫的観念にとらわれてしまうケースもあります。
運動量だけにとらわれず運動内容を確認しながら適切な
指導を行います。 ③ 患者さんによる気付き 「待つ指導」 一般的な生活習慣病等の指導では、食事療法と運動療法の同時進行をすすめられる場合が多いと思います。しかし、最初からそれを行うことは難しく、結果として継続が困難になってしまう例も少なくありません。このため、私たちは、まず「運動をしよう、続けよう」というモチベーションさえあれば、そこが治療への入り口でも良いと思っています。もちろん指導する側としては、運動と食事の両方が改善されれば治療効果が上がることは分かっていますが、どちらも一過性なものになってしまったら本来の目的に達することはできないからです。 私たちがこのように考えるには理由があります。実は、ある程度の期間、運動を継続している患者さんには、ある時「さらに良い状態を目指すには食事が大事なんだ」というように、本人たちによる気付きが生まれることが多いのです。そこに辿りつくまでの期間は人それぞれですが、運動がきっかけとなり食事療法に取り組む機会を作ることもあるのです。 当教室では、指導士が持っている理論や知識を押し付けるような攻めの姿勢ばかりではなく、時には「患者さん自身が気付くのを待つ姿勢」が大事だと考え、指導を行っています。 ④ 退院はゴールではなく新たなスタート 若い世代の患者さんは、教育入院をすることで入院前までの自身の食事量の多さや活動量の少なさに気付く方が多いです。そうして退院した後は、以前までの生活がリセットされ、食事や運動量を意識した新たな生活がスタートします。当院の患者さんでも、退院後の運動スタイルはさまざまで、引き続き教室を利用される方もいれば、スポーツクラブに通う方、週末を利用してレクリエーションスポーツに挑戦している方などもいます。 大事なことは、「自分の生活環境に応じて運動を継続すること」です。
私たちは、近い将来このような問題が解決され、運動指導に携わる仲間が全国に増えることを願っています。 季節ごとにレクリエーションイベントを開催 生活習慣病が増加の一途を辿る今、その予防も含め、私たち指導士の活躍の場は広く求められていくと思います。その中で、一人でも多くの患者さんをサポートするための体制を整えながら、さらに良い指導ができるよう尽力していきたいと思っています。 プロフィール 星野 武彦氏(ほしの たけひこ) 役 職: (2014年1月1日現在) 一般財団法人太田綜合病院附属太田西ノ内病院運動指導室 室長 略 歴: 平成 3年 国士舘大学体育学部体育学科 卒業同年 太田綜合病院附属太田西ノ内病院運動指導室 平成 5年 健康運動指導士 取得 平成12年 デンマーク ステノ研修センターにて 2型糖尿病研修 参加 平成13年 ヘルストレーナー 取得 平成15年 同院 運動指導室 室長補佐 平成16年 メンタルヘルストレーナー 取得 平成20年 地域糖尿病療養指導士 取得 所属学会: 日本糖尿病学会 日本肥満学会 福島糖尿病療養指導士会(理事)など 一般財団法人太田綜合病院附属 太田西ノ内病院 〒963-8558 福島県郡山市西ノ内2丁目5番20号 TEL:024-925-1188(代表) FAX:024-925-7791 URL:一般財団法人太田綜合病院附属 太田西ノ内病院ホームページ |
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